2008年4月から2010年3月まで本校看護学科卒業生 熊﨑未紗子さんが青年海外協力隊に参加し、西アフリカのブルキナファソで支援活動を行いました。本校の学生達も熊崎さんの要請に応えて積極的に募金を集め、現地の方たちの衛生環境向上のため、蚊帳購入や井戸建設のための資金を送りました。熊崎さんは現地で大きな成果を上げて3月に帰国しましたが、このたび熊﨑さんに続いて2人目となる青年海外協力隊員が誕生しました!
看護学科第8期生の「加藤 由美」さんです。
加藤さんは、熊崎さんと同様に本校からオーストラリア チャールズ・スタート大学に留学しました。卒業後は日本に戻り看護師としての経験を積んでいましたが、熊崎さんに触発されて2008年にボランティアとしてケニアで医療活動に従事し、HIV患者を支援するためのVCT* カウンセラー資格を取得しました。
そして念願叶って6月から2年間、青年海外協力隊員としてケニアに派遣されることとなりました。HIV/AIDSの問題に取り組み、ケニアでHIVに苦しむ人たちの笑顔を少しでも取り戻していきたいと意欲的に語る加藤さんを、本校も精一杯応援していきます。
*VCT:VCTとはVoluntary Counseling and Testingの略で、自発的なHIV検査と事前・事後のカウンセリングをセットにしたプロセスのこと。カウンセラーはVCTの全プロセスに関わってクライアントを支え、HIV感染者が前向きに生きていけるよう様々な面からサポートします。ケニアではカウンセラーの資格を得るには少なくとも3週間のトレーニングコースを受けることが必要。
【中日新聞社許諾済】
【岐阜新聞社提供】
「ナースのためのステージアップナビ2010-2011」(メディカ出版)
こんにちは。今回、青年海外協力隊でケニアに派遣されることとなった加藤由美です。
思えばアフリカで活動したいと考えるようになったのも看護学校時代に経験したオーストラリア留学がきっかけだったと思います。看護のみならず様々な価値観・文化に触れ、習得した英語を活かして、いずれは世界で活動してみたいという意識が芽生えたのです。日本に戻り、3年間木沢記念病院で働いた後、あじさいの先輩でもある熊﨑さんが協力隊でブルキナファソに派遣されると聞き、私の胸に秘めていた“世界に行きたい”という思いが一気に強くなりました。
選んだ先はアフリカ ケニア。実はアフリカに関しては何の知識もなく、マサイ、ライオン…よし、ケニア!と直感で決めました。ケニアでの生活はオーストラリアの生活とは全く異なるもので、厳しい現実やカルチャーショックの大きさに何度も帰りたいと思いました。しかしオーストラリアで培った異文化を受け入れる姿勢はここでも生きていました。適応するのに時間はさほどかからず、ケニア lifeをenjoyできる程になりました。
ケニアでは多くの問題がありましたが、とりわけ私が関心を持ったのはHIV/AIDSの分野です。2008年にナイロビにあるNGO「チャイルド・ドクター」というHIVの診療所で7ヶ月間働いていた時、1日に100名近くのHIV陽性の患者をみました。中には母子感染で生まれながらにして母親からHIVに感染してしまったケースも何例かみてきました。もしも妊娠時に検査していたら…早くに抗HIV薬を投与していたら…いくつかの予防手段はあったはずと何度か思いました。病院へ行く交通費が払えないばかりに抗HIV薬を断ってしまうケース、病状が悪化しても自宅でなすすべもなく衰弱していく人たち…様々な問題があると同時に、何もできない無力な自分がいました。HIV専門のカウンセリングを現地で1ヶ月学び、少しでも彼らを理解したいと思うようになりました。
そして今回、再びJOCVとしてケニアの地に戻ります。2年間本腰を据えて、前回の経験も活かしつつ、HIV/AIDSの問題に取り組んでみたいと思います。ケニアよりまたお便りします。
それでは行ってきます!!

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