ホーム > 活躍する卒業生 > 看護学科 第6期生 熊﨑 未紗子 > ブルキナファソ便り
こんにちは。
ブルキナ生活も1年が過ぎました。また、一年で一番暑い時期がやってきています。
先日、首都では温度計で 52℃と表示されていました。こりゃぁ暑いわけです。 こないだ買った卵は5個とも全部腐ってました・・・。暑いから・・・。
そして、遅くなってしまいましたがお礼です。あじさいのみなさん、美濃加茂ライオンズクラブの方々からいただいた募金で、
2月から今までに240張の蚊帳を村の人たちの手元に届けることができました。本当にありがとうございます。
6月からは雨季です。マラリアを媒介するハマダラ蚊もこの時期から一気に増えてきます。皆さんのおかげで蚊帳の中で眠ることのできる子どもや住民がたくさん増えました。それから、蚊帳配布をきっかけとして村での啓発活動の機会も増えたので、これで、少しは知識の普及もできたかな・・・と。感謝しています。
そんな蚊帳配布とともに、この一年のわたしは、
・乳児健診時の体重測定と、その機会を通じた住民への保健啓発活動
・院内の環境整備
・小学校での衛生教育
というような活動をしていました。
そんな中で、感じた日本と大きく違うことまずは、言葉が通じない!
64もの民族がともに生活するブルキナファソ。それぞれの民族にそれぞれの言語があります。公用語であるフランス語は小学校からの授業で習います。しかし、経済的理由などから学校へ行けなかった人たちや、学年末の試験がパスできずドロップアウトしてしまうこともあり、(小学校への就学率は男性64% 女性51%(2006UNICEF))さらに、村落部では低い就学率。
村の女性でフランス語が通じる人はほとんどいません。一つの村でもいくつかの民族が暮らしているので一つの言語だけでは伝わらなくて何段階かで訳してもらうこともあります。逆にお母さんからなにか話しかけられたとしても私だけでは理解することができない。せっかく話かけてくれたのに… と、くやしい思いをしたことも何度もあります。算数も習っていないので、成長曲線で、乳児の成長発達の状態を伝えたくても“グラフ”の意味をなかなか理解してもらえません。教育ってほんとに大事!!と、痛感しています。
ごみの概念
ブルキナの人たちはどこでもごみをポイッポイッ。と捨てる習慣があります。路上でも家の庭でも。
たとえば、バナナやマンゴーの皮はヒツジやロバが食べる(!)のでいいのですが、同じようにビニール袋やプラスチックごみも捨ててしまいます。ブルキナの人たちは毎朝庭そうじをする習慣があります。その時に「まとめてきれいにするからいいや」の考えみたいです。そして、集めたごみは “庭の外” へ捨てられます。学校も教室や校庭はきれいに掃除してあるものの、敷地の外にはゴミがいっぱい。先日、小学校で教室や校庭の衛生チェックリストを作って生徒たちと校庭に出たら、いっぱいゴミが。
生徒が口々に「さっき風が吹いたから汚れちゃったんだ。」自分のところはきれいにするけど、公共の場は汚くても仕方ない。そんな考えのようです。きれいにしてても風が吹けばどこからかゴミがやってきます。日本ではタバコの吸い殻1本捨てただけでも罰金を払わなければいけないのだと話すと、だれもが驚きます。
小学校での授業のとき毎回やって盛り上がってるプチ日本語教室。衛生の授業のときには『PIKAPIKA』を合言葉にしていて、生徒たちもお気に入りの言葉です。彼らが大人になる頃にはブルキナがピカピカになっているといいのですが…
ほかにも、
村へマラリア予防の啓発活動に行くと、約束していたはずなのに人がいない!前夜に村の牛が盗まれたため、ほとんどの村人が泥棒を探しに出て行ってしまった…とのこと。仕方ないので違う日に改めて予定を組み帰ってきた。
とか、
足をけがして診療所に手当にきた男の子。包帯を巻いてもらって帰るその足元は裸足! 手にはサンダル。聞くと、「包帯巻いたら 履けないから裸足で帰るんだ。」「包帯が汚れたらそこから傷にバイキンが入るんだよ」というと、「そうか。教えてくれてありがとう」と、サンダルを履いて帰って行きました。
いろいろ問題山積みのブルキナですが、メモがないとすぐに忘れてしまう私にとっては、フランス語がしゃべれなくても、書かない(書けないから...だけど。)で、いろんなことを覚えていたり、一人でいくつかの民族の言葉が話せるブルキナの人たちはすごいなぁって思うし、道端は汚いが、彼らの笑顔はピカピカだし。もちろん、いいところも本当にいっぱいあります。
今、ブルキナの看護学校は実習期間中。私の働いている診療所にも看護実習生が来ています。こちらの実習はとにかく実践重視。
診察から処方、投薬、分娩介助まで看護師に教わりながらすべてやっています。この実習後の試験に受かると看護師として働き始めるそうです。看護師不足なので、即戦力として働いていかなければなりません。この間の休みの日にはみんなでマンゴーの木の下に集まって勉強会してました。場所は変われどどこでも看護学生は勉強、勉強なんですね。
こんなところで、ブルキナレポート第二弾 終了です。ではまた〜。






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