


ターミナルケア実習で、私が立てたビジョンは「終末期の患者様の願いをくみ上げ、安寧を守りたい」というもの。でも、最初は患者様に接するのが怖くて距離を取り、ご本人からも奥様からもなかなか心を開いてもらえませんでした。そんな「怖い」という偏見から開放されるきっかけとなったのは、梅雨の晴れ間に公園へ散歩にお連れしたときのことです。爽快な青葉を目の前にして、患者様の表情がとても和やかに。
さらにタンポポが咲いていたのでお渡ししたら、初めて笑顔を見せてくれたんです。「普通の出来事でこんなに喜んでくださる。普通に接すればいいんだ」と気づき、逃げずに向き合うことを心に決めました。

この実習が始まるまで、私は患者様の希望とは周りが「与えるもの」だと思っていたんです。
でも公園での体験や、患者様が私の足浴を毎日楽しみにされる様子を見て、「希望は患者様の中にあって、気づいてもらうもの」だと体感。
また、ご家族と接して、患者様を支える奥様の不安を受け止めることも大切だとわかりました。プロジェクト学習では、ポートフォリオを俯瞰して、最終的にこうした「学び」を他の人も活用できるようにまとめて発表します。
今はまだ途中段階ですが、この貴重な実習で得た学びをできるだけたくさんの人に役立ててもらえるよう、思いを込めて制作していきたいと思っています。
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