


実習の中でも、出産の立会いは想像を超えた体験でした。授業では分娩のビデオを最後まで見られなかったんですが、本番では生命の神秘に感動。お母さんも赤ちゃんも必死に頑張る様子に、誕生の瞬間は思わず涙がボロボロ…。また母性看護では、相手が口にできない内面まで察する大切さも学びました。最初は、妊婦さんが一人で休みたいのか、話し相手が欲しいのか、その時々の思いをくみ取るのにいつも迷っていました。でも、回を重ねうちに「夕べはよく眠れましたか」と声をかけるなど、さりげなく状態を伺う方法が身について。人とふれあいながら、対人力も磨かれてきたと思います。

今は実習が楽しくて仕方ない私ですが、1年生の頃は先生や指導者さんの評価ばかりが気になって、勉強も嫌々でした。そんな意識を変えてくれたのは、2年生で体験した精神看護学の実習。この実習では、その日の体験を書き出して客観的に見つめ直す「ラベルワーク」を行うことで、患者様の全体像が把握でき、自分のすべき看護が初めて明確に見えたんです。それからは実習が楽しくなり、患者様のために何か考えたり、作ったりしている自分のことも好きになれました。 3年生になって実習が終わるのがとても寂しいですが、今でも時々その時のポートフォリオを開き、自分の励みにしています。
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