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オーストラリア留学便り

オーストラリア留学便り Vol.13

  • 2010.02.22
  • 酒井富士見
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オーストラリアの実習先・老人看護施設での写真と、こちらの施設で気づいたことを報告します。
初めに、今の実習先は老人看護の施設であるため、病院とはケアの内容が異なっているということ。また、日本での老人介護施設等の実習はしましたが、短い期間での見学程度という形であったため、厳密に比較できるほどの知識は持っていない、ということを最初に言っておきます。

オーストラリアにおけるおむつ着用の件ですが、状態によって着用している方もいれば、していない方もいるという印象です。
基本的に、看護師の仕事は投薬や創傷ケアであって、シャワーやトイレ等の介助をさせてもらうことはほとんどないので、全ての利用者さんを確認したわけではないですが…。ただ、今日の実習中におむつやパッドを積んだカートが施設内を巡回していたので、全くおむつを使用していないわけではありません。
ただ、排泄に関しては、利用者さんが自力で歩けなくても、リフトで移動の介助をして、トイレでの排泄を促すという光景をよく目にします。各部屋にはシャワー・トイレが設置されていて、可能な限りトイレでの排泄を援助する、という形になっています。ちなみに、リフトでの移乗の介助ですが、移動時には看護師Registered Nurse(または準看護師Enrolled Nurse)が必ず2人以上で取り組むまなければならないと定められているそうです。こちらには体の大きな方が多いので、一人でリフトも使わず移動介助しようものなら、すぐに体を壊してしまいそうな気がします。
また、こちらの看護で感じていることは、とにかく利用者さんをベッドに寝たきりにはさせないようにしている、という印象があります。自力で移動ができない方でも、日中はなるべく広間などで過ごせるように援助し、部屋で寝かせきりにはならないようにしています(もちろん、部屋で過ごしたいという利用者さんの意見は最大限に尊重しています)。
実習先の老人看護施設ですが、痛みを強く訴える利用者さんには、積極的にモルヒネ等のオピオイドを使っているというのも印象的でした。日本でオピオイド類と言うと、終末期ケアの痛み止めとして使われれているという印象でしたが、オーストラリアでは、痛みを訴える方には毎日のようにオピオイドが投与されています。オピオイドの効果は抜群で、強い痛みを訴えている方でも、使用後はすぐに痛みの訴えがなくなり、笑顔で会話などができるようになっていました。このように、オーストラリアの看護・医療の現場では、痛みの除去を積極的に図ることにより、利用者・患者さんのQOL向上に取り組んでいるように感じました。
また、オーストラリアのお国柄なのか、利用者さんに対しても、学生に対しても、とにかく看護師さんは『褒めて伸ばす』というのが上手い気がします。多少の失敗があっても「人間だから間違うことは仕方ないよ」と言い、何かを達成したら「素晴らしい!」とベタ褒めです。また、看護師さん、利用者さんともに「Thank you」とお礼の言葉を口にする回数が多いです。そのため、施設内は明るく、リラックスできるような、とても過ごしやすい雰囲気があります。

とりあえず、オーストラリアの実習先で見てきたこと、感じてきたことを書いてみました。
乱雑な長文すみません。ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。

それでは、残りわずかな日数ですが、存分に楽しみ、学んでいきたいと思います。
もう国家試験まであとわずかだと思います。学生の皆さん、職員の皆さんの全員で、無事に国家試験という難関を突破できるように願っています。

それでは今回はこれで、失礼します。

CSU 写真
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